こんな記事を見つけたので関連して。
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世界には「本当の英語」なんてない
http://d.hatena.ne.jp/theternal/20150106/1420493559
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日本の中学高校での英語教育を歪めているものがあるとすれば,それは"テスト"だと思う。 テストは,当然ながら,点数をつけなければならない。全員の"英語力"を満点から0点までの一列にならべなければならない。しかも,かなり細かい区切りで。 すると,出せる問題が限られてくる。極端に言えば 「He played baseball last night. を疑問文にせよ」 なんて問題に限られてくる。 もちろん,上の問題ができない生徒よりできる生徒の方が英語力が高いという判断が合理的だろうし,このような問題の出来と英語力に相関はあると思う。だから,様々な条件をクリアするためには,教師や入試作題者がこの手の問題に行き着くのはしかたがない面はある。 しかし,このような試験にならされると,生徒はエントリーにあるような「本当の英語」幻想に取り憑かれる。 個人的には,言いたいことを伝えることができるのが重要(グローバル人材の条件の一つ)だと思っているので, Did he play baseball last night? の10点満点に対して Do he played baseball last night? や Did he played baseball last night? にも,7,8点は与えればいいんじゃないかと思う。(10人のネイティヴがいれば,7,8人は理解してくれるのでは?) ※「この問題は,過去形疑問文の文法理解を問う問題だから云々かんぬん・・・」というのは正論だと思いますが,生徒達のこれからのヤル気の問題として,そのセンテンスがもつ「伝える力」程度の点数は与えてもいいんじゃないかと。「疑問文ではedはとるでしょ!!」で0点にされたら,ビビって英語使わなくなるのも無理ない。