こんな記事を発見。
自分は,法に関してはまったくの素人だが,紹介している本をちょっと読みたくなった。
企業法務戦士の雑感
[企業法務][知財][書籍]「7年」という月日が変えたもの、変えなかったもの
~中山信弘『著作権法』〔第2版〕より
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20141121
法が時代に追いついていないという議論はありふれているが,著作権に関しては,とくにこの問題が顕著。
原理的に考えれば,人間が無からモノを生み出すことはあり得ないので,ある著作物は,別の著作物と人間(多くの場合は,多くの著作物と多くの人間)との相互作用の産物といえる。しかし,経済社会においては,特定の所有者(権利者)が存在しなければならない。(決めなければならない)
従来(おもに印刷物,マスメディアを媒体とした世の中)のように,社会が
・絶対的な著作物の数が少ない
・ゆえに社会全体として相互作用(引用)の数が少ない
・1著作物当たりの消費者の数が多い
・著作物の(平均的な)鮮度が長い
といった性質をもっているならば(もちろん,現代と比較してだが),各相互作用において権利者等確定のために,それなりコストをかけることも合理的だろうとは思う。
しかし,引用の総数の桁が変われば,適切な運用方法も変わって当然。
フェアユースの導入も一つの方法ではあると思うが,個人的には広く薄くかつ低コストで引用される側の実入りが確保されるようなスキーム・技術が開発されることが望ましいと思っている。(簡単にできるなら誰かがやってるだろうが。。)
自分は,法に関してはまったくの素人だが,紹介している本をちょっと読みたくなった。
企業法務戦士の雑感
[企業法務][知財][書籍]「7年」という月日が変えたもの、変えなかったもの
~中山信弘『著作権法』〔第2版〕より
http://d.hatena.ne.jp/FJneo1994/20141121
法が時代に追いついていないという議論はありふれているが,著作権に関しては,とくにこの問題が顕著。
原理的に考えれば,人間が無からモノを生み出すことはあり得ないので,ある著作物は,別の著作物と人間(多くの場合は,多くの著作物と多くの人間)との相互作用の産物といえる。しかし,経済社会においては,特定の所有者(権利者)が存在しなければならない。(決めなければならない)
従来(おもに印刷物,マスメディアを媒体とした世の中)のように,社会が
・絶対的な著作物の数が少ない
・ゆえに社会全体として相互作用(引用)の数が少ない
・1著作物当たりの消費者の数が多い
・著作物の(平均的な)鮮度が長い
といった性質をもっているならば(もちろん,現代と比較してだが),各相互作用において権利者等確定のために,それなりコストをかけることも合理的だろうとは思う。
しかし,引用の総数の桁が変われば,適切な運用方法も変わって当然。
フェアユースの導入も一つの方法ではあると思うが,個人的には広く薄くかつ低コストで引用される側の実入りが確保されるようなスキーム・技術が開発されることが望ましいと思っている。(簡単にできるなら誰かがやってるだろうが。。)